cheerful smile

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コンサートの時間
同じ時間帯に娘が下のﾘﾊｰｻﾙ室で練習だったので
まずは楽屋口とリハーサル室のある地下まで降りていきました
するとﾘﾊｰｻﾙ室前の長い椅子に
横たわるようにして本を読む外国人がいました
本・・どんなんだろ？素朴に思いチラッと覗いたら
ん～横文字が並んでました
当然だね

少し離れて座りおにぎりを食べる私
(コンサート前に何か食べないとお腹鳴っちゃうよ)
目の前には背の高い外国人がｳﾛｳﾛ
楽団の人達です
何故か背の高い人が多い
中でも私のﾂﾎﾞにはまったのが
たぶん若い方だと思うのだけど
トップは角刈り状態でサイドからバックが非常に美しいロングストレート
肩胛骨の下くらいまでありました
後で分かったのですが
コントラバスをひいてましたね

しばらくしてうちのﾊﾞﾚｴの方のﾚｯｽﾝが始まりﾋﾟｱﾉの音が聞こえると
前述の読書中の外国人がﾑｸｯと起き上がりました
ﾎﾟｹｯﾄに手を入れ取り出したのはデジカメ
ﾊﾞｰﾚｯｽﾝを始めた娘たちを写真を撮ろうとしたので
『あ、待って。撮っていいか聞いてみますよ』
とバリバリ日本語で言った私
ホント普通に日本語で・・・
通じたのか通じないのか
ニコニコ笑ってデジカメをみせる外国人さん
そして『先生！外国の方が写真撮りたいって言ってます』と言う私
(いや、正解にはわからんけどたぶんそう)
で、あたふたやってるうちにパシヤ
ありがとうみたいな何かを言って笑いながらﾘﾊｰｻﾙ室を後にした彼
いやぁ何だったのか・・・

それから私はホールに行ったのですが
終わってからまた地下に戻ってきました
娘のリハーサルはまだ終わってないので
しばらく待つために
すると公演の終わった皆さんがぞくぞくと帰られていく
がたいの良いピッコロ奏者や
銀髪のトランペット奏者
可愛いオーボエ奏者の彼
みんなさっき見た人たちだぁ
なんかすごいワクワクして一人見送ってました
すると、おや！？
先ほどのデジカメ兄ちゃんが例の本を片手に帰っていきました
おっ
と思ったら目があって
『バイバイ』と手を振って行ってくれましたので
こちらも『バイバーイ』と手を振りました
いやぁ
もう友達になっていたんですね

もっと英語勉強しとくんだったな
そしたらもっと何か話したり
ひょっとしたら連絡先聞いたりできたかもしれないのにね

それはないかな

てゆうかリトアニアだからロシア語かな？

まぁ
コンサートも西本さんもとても素敵でしたが
違う意味でもとても楽しい心に残る夜でした

みんな
もっとクラシック聴こうぜ





  

昨夜コンサートに行って来ましたが
とても感動しました

生のオーケストラの演奏会って久しぶりだったのですが
クラシックの世界ってやっぱり良いですよ

指揮の西本智実さんはもう少しガッツリなイメージがあったのですが
とても華奢な感じがしました
颯爽とステージに現れ
黒い燕尾がドレスの裾をさばいたみたいになびいて
時折左手で前髪をかきあげて
私は向かって右手側のバルコニーの席にいたのですが
途中チェロの方を向いたときに
きれいな顔がこちらをのぞきます
それがなんとも美しい
彼女には女性ファンが多くてびっくりです
最後に楽団もはけて客席が立ち初めてから再度
西本さんがコンサートマスターと手をつないで出てこられた時には
ステージ前はファンの女性たちが詰め寄り何か違う
ポップス系のバンドのコンサートかと思うくらいでした
そうですね
まるで宝塚ですかね

最初の曲は
私が中学高校のときに吹奏楽で演奏したことのある曲でした
思わず涙が出ました
全然違う
まぁ当たり前ですが
当時はそれなりに曲を聴いたり努力していたつもりだったのだけれど
いかに自分が無知で
そのことを知らずに平気で演奏していたかと情けなく
自分自身に悔しくなりました
志すものがあるのなら
やはりそのものを知らなきゃならない
音楽を志すのなら
本物をちゃんと肌で感じて
本当の音楽を知る
その努力をちゃんとしなくちゃならないなあと
つくづく思いました
自分ではやっていたつもりでも
やはりこうやって演奏会にきていたかというと
あまり足は向いてなかったですね
そんなことを聴きながら思いました

娘がやっているのはクラシックバレエ
これがなかなか公演をみせることができないです
でも本当に上手になりたいなら
せめてＤＶＤをもっと見るように
勧めたいです

昨夜は本当に良い夜でした